映画

リュミエール映画祭とタランティーノ

リュミエール映画祭とタランティーノ

10月14日から20日にかけてリヨンで毎年1回行われているリュミエール映画祭にノコノコと赴いてきた。当たり前の如く平日は授業があるので(ちゃんといってる)、金曜日からクロージングの日曜までの3日間、その片鱗にしがみついて参りました。ここではタランティーノがリュミエール賞を獲得したリュミエール映画祭2013のレポートをお届けいたしまする。

『アデル、ブルーは熱い色』— アデルの人生が、いつの間にか僕のそれにすこし重なる

『アデル、ブルーは熱い色』— アデルの人生が、いつの間にか僕のそれにすこし重なる

今年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得したアブデラティフ・ケシシュ監督『アデル、ブルーは熱い色』(原題 : La Vie d’Adele, chapitres 1 & 2)を観た。やはり世界最高の映画祭カンヌで最高賞のパルム・ドールを獲得したというだけあって、本場フランスではけっこうなひとが観に行っている印象がある。もちろんヒットしているハリウッド映画に比べたらすこしは劣るのだろうけど、それに負けないくらい人気な気がするし、すくなくとも僕の周囲のフランス人たちにこの話を振ると大抵はわりといい返事が返ってくる。日本だとこういうカルチャーないよねえ。アカデミー賞を獲った作品…

映画を観るために留学に来たのだっけと頭を抱えかけている(2013年9月映画録)

映画を観るために留学に来たのだっけと頭を抱えかけている(2013年9月映画録)

僕のフランスでの生活がスタートを切った9月に観た映画についてさらりと触れておきます。暇だったのか何だったのか判らないけれど、いやたぶん暇だったんですが、数えたら23本。日本にいたときよりは確実に観てますね。やっぱり暇だったのだろうな。僕は留学に来ているはずなのだけれどおかしいな。 ちなみにAixにはCezanne, Renoir, Mazarinとフランスで著名な画家から取った名前の3つの映画館があり、1つはハリウッドを中心とした娯楽映画が、もう2つは映画祭などに出品されていた昨今のアートフィルムを中心に上映されております。すべて僕の寮から徒歩10分以内に位置しているので、ふらーっといけます。…

3ミリくらいはロマン・ポランスキーについて語れるようになったはず

3ミリくらいはロマン・ポランスキーについて語れるようになったはず

ロマン・ポランスキー、なぜかいままで1本も観たことなかった。ポランスキー特集は東京でもしょっちゅうやっていた気がするのだけど、なぜか僕はいままでずっと敬遠していたような気がする、べつに特に理由はないのだけれど。 そして『反撥』で描かれた、いまにも壊れてしまいそうな危うげな表情を浮かべたカトリーヌ・ドヌーブ(当時22歳くらい)が表紙となっている上のパンフレットなのだけれど。エクスアンプロヴァンスにある3つの私営の映画館とはべつに、『Institut de l’image』という映画会館的なモノがあって、そこで今年の9月はポランスキーの作品だけを特集しておりました。私営のものよりもさら…

ほんとうは、終わってほしい(押井守『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』)

ほんとうは、終わってほしい(押井守『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』)

タクシードライバーは、突如として関西弁で語り始める。 「なまじ客観的な時間やら空間やら考えるさかい、ややこしいことになるんちゃいまっかあ?時間なんちゅうもんは、あんた、人間の自分の意識の産物や思うたらええのや。世界中に人間が一人もおらなんだら、時計やカレンダーに何の意味があるっちゅうねん。過去から未来へきちんと行儀よお流れとる時間なんて、初めからないのんちゃいまっかいなあ、お客さん。人間それ自体がええ加減なもんなんやから、時間がええ加減なんも当たり前や。きっちりしとったらそれこそ異常でっせ。確かなんは、こうして流れとる現在だけ。そう思たらええのんちゃいまっかあ」 傑作と名高い『うる星やつら2 …

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