『アデル、ブルーは熱い色』— アデルの人生が、いつの間にか僕のそれにすこし重なる
今年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得したアブデラティフ・ケシシュ監督『アデル、ブルーは熱い色』(原題 : La Vie d’Adele, chapitres 1 & 2)を観た。やはり世界最高の映画祭カンヌで最高賞のパルム・ドールを獲得したというだけあって、本場フランスではけっこうなひとが観に行っている印象がある。もちろんヒットしているハリウッド映画に比べたらすこしは劣るのだろうけど、それに負けないくらい人気な気がするし、すくなくとも僕の周囲のフランス人たちにこの話を振ると大抵はわりといい返事が返ってくる。日本だとこういうカルチャーないよねえ。アカデミー賞を獲った作品…