『アデル、ブルーは熱い色』— アデルの人生が、いつの間にか僕のそれにすこし重なる

『アデル、ブルーは熱い色』— アデルの人生が、いつの間にか僕のそれにすこし重なる

今年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得したアブデラティフ・ケシシュ監督『アデル、ブルーは熱い色』(原題 : La Vie d’Adele, chapitres 1 & 2)を観た。やはり世界最高の映画祭カンヌで最高賞のパルム・ドールを獲得したというだけあって、本場フランスではけっこうなひとが観に行っている印象がある。もちろんヒットしているハリウッド映画に比べたらすこしは劣るのだろうけど、それに負けないくらい人気な気がするし、すくなくとも僕の周囲のフランス人たちにこの話を振ると大抵はわりといい返事が返ってくる。日本だとこういうカルチャーないよねえ。アカデミー賞を獲った作品…

映画を観るために留学に来たのだっけと頭を抱えかけている(2013年9月映画録)

映画を観るために留学に来たのだっけと頭を抱えかけている(2013年9月映画録)

僕のフランスでの生活がスタートを切った9月に観た映画についてさらりと触れておきます。暇だったのか何だったのか判らないけれど、いやたぶん暇だったんですが、数えたら23本。日本にいたときよりは確実に観てますね。やっぱり暇だったのだろうな。僕は留学に来ているはずなのだけれどおかしいな。 ちなみにAixにはCezanne, Renoir, Mazarinとフランスで著名な画家から取った名前の3つの映画館があり、1つはハリウッドを中心とした娯楽映画が、もう2つは映画祭などに出品されていた昨今のアートフィルムを中心に上映されております。すべて僕の寮から徒歩10分以内に位置しているので、ふらーっといけます。…

3ミリくらいはロマン・ポランスキーについて語れるようになったはず

3ミリくらいはロマン・ポランスキーについて語れるようになったはず

ロマン・ポランスキー、なぜかいままで1本も観たことなかった。ポランスキー特集は東京でもしょっちゅうやっていた気がするのだけど、なぜか僕はいままでずっと敬遠していたような気がする、べつに特に理由はないのだけれど。 そして『反撥』で描かれた、いまにも壊れてしまいそうな危うげな表情を浮かべたカトリーヌ・ドヌーブ(当時22歳くらい)が表紙となっている上のパンフレットなのだけれど。エクスアンプロヴァンスにある3つの私営の映画館とはべつに、『Institut de l’image』という映画会館的なモノがあって、そこで今年の9月はポランスキーの作品だけを特集しておりました。私営のものよりもさら…

シトロエンの車がダサカッコいい話など

シトロエンの車がダサカッコいい話など

いつぞやか自転車を買った。エクスアンプロヴァンスの中央通りからすこし北に位置する、足下がおぼつかない上に、手が震えすぎて最早ネジをはめるのさえかなり時間がかかる愛すべき爺さんが仕切る中古の自転車屋で、60ユーロ。写真だとすこしカッチョよく写っているけれど、ちかくで見るとやはり中古の自転車感があって(いや実際にそうなんだけど)、いつ壊れるかわからない危うさを兼ね備えている。右ハンドルのブレーキをすると、タイヤと擦れてけたたましい音が鳴り響く。「何かブレーキするときにやたら異音がするんだけど…」と爺さんのところへ言いにいったら「この自転車にはクラクションがないだろう?このブレーキ音がクラクション代…

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